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肩コリは自覚症状No.1

厚生労働省が発表した「平成22年国民生活基礎調査の概況 」によると、病気やケガの自覚症状の第1位は肩コリとなっています。肩コリの主な原因として、長時間のデスクワークが挙げられます。腕を伸ばした姿勢をとり続けることで肩に疲労が貯まります。また、気が付くと猫背になっていたりと姿勢の歪みも関係しています。

【肩は首と腕を支える大切な部位】


肩の筋肉は頭と腕を支えているため、常に負担がかかります。
特にキーボードに腕を伸ばしたままの姿勢をとり続けていると、さらに負担が増すため肩コリの大きな原因となります。

【冷えや緊張が肩コリの原因に】


寒さで身体が縮まってしまうと肩の筋肉が硬直し、血流が悪化します。特に肩は冷えやすい部位ですので夏場でも肩をケアすると良いでしょう。また、人は緊張やストレスを感じると無意識に体に力が入ってしまうため、日常的なストレスも肩コリの原因となります。
【日常のクセが原因になることも】


肩こりの原因として、日常のちょっとしたクセが原因かも知れません。
「カバンをいつも右肩にかけている」「片側の歯で噛んで食事している」「気が付くと首を少し横にしている」などを無意識に行っている場合は、それを直すことで肩こりの改善に繋がります。

【気がついたら姿勢チェックで肩コリ予防】


肩コリの予防には、毎日の姿勢をチェックするのが効果的です。気がついたタイミングで構わないので「正しい姿勢をしているか」「片側だけに負担がかかってないか」「肩や腕が緊張していないか」をチェックすると肩コリの予防に繋がります。

【肩コリに効くツボ】


手三里は肩とつながっている重要なツボです。右手で左腕の手三里を押しながら首を前後に倒したり、ゆっくり回してみてください。右と比べて左肩の方が軽く感じられると思います。左右のバランスをとるために右腕も同様に押しながらストレッチしてください。
肩から背中にかけては、肩井(けんせい)や天髎(てんりょう)がお薦めです。また、
首から背中にかけて慢性的なコリがある方には列缺(れっけつ)を刺激してみてください。肩は強く揉み過ぎると揉み返しが起こりやすいので、強く押しすぎないように注意しましょう。

【ツボMemo】


・手三里(てさんり)…腕を曲げると出来る溝の外側端(曲池)から手の方に向かって指三本分のところです。押してみてジーンと痛さがあります。

・肩井(けんせい)…首を下に向けた時に出っ張る首の後ろの骨(第7頚椎刺突起)と肩先を結んだ線上の中間あたりです。

・列缺(れっけつ)…手首の内側に曲げて出たシワから指2本分を肘に進み、親指側で動脈脈を感じる部分です。押さえると、かなり強い圧痛があります。

・天髎(てんりょう )…肩甲骨の内側のヘリを指ですり上げていくとぶつかる出っ張った角(上角)の上方のくぼみです。肩井と曲垣の中間となります。

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本コラムの監修

CHIHIRO

美容鍼灸サロン CALISTA美容鍼灸サロン C by CALISTA 総院長
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)

経歴:
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。

所属:
伝統鍼灸学会全日本鍼灸学会日本鍼灸師会東京都鍼灸師会

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