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気になるフェイスラインもスッキリ! 美容鍼の小顔・リフトアップ効果

人に会ったとき、最初に目が向くのが「顔」。印象に残りやすいパーツだからこそ、お顔の大きさが気になる方も多いのではないでしょうか。さまざまな効果が期待できる美容鍼の中でも、特に効果を実感しやすく人気が高いのが「小顔・リフトアップ」です。今回は、美容鍼の小顔・リフトアップ効果についてお話しします。

目次

「顔が大きく見えてしまう……」その原因と美容鍼による解決策

集合写真を見て、「自分だけ顔が大きい……」と悩んだことはありませんか? 顔が大きく見えてしまう原因のひとつに、むくみやたるみが挙げられます。むくみは顔の筋肉が硬くなって血液やリンパ液の流れが滞り、細胞内に溜まることで起こります。また首や肩、頭皮の筋肉が固くなると顔の筋肉もそれに引っ張られ、頬が垂れてしまいます。つまり、むくみもたるみも、そもそもの原因は筋肉のコリ。顔に関係するツボに鍼やお灸で刺激を与えて筋肉をほぐし、コリを解消してあげれば、むくみやたるみが改善されてフェイスラインもシャープになります。

血液の巡りを良くしてお肌のハリをアップ

血液は全身を巡って栄養分を運ぶ役割を担っており、血液の流れが悪くなるとお肌の細胞も栄養不足になってハリが失われてしまいます。しかし、直接顔に鍼を打って血行を促進し、血液の巡りが良くなれば、再びお肌に栄養が行き渡ります。すると表情筋という顔の筋肉の動きが活発になって、たるんでいた頬もかつてのハリを取り戻していくのです。

筋肉にアプローチして効果的にリフトアップ

中には「骨格そのものが変わらなければ、リフトアップできない」と思っている方もいるかもしれません。もちろん骨格が変われば骨に付着している筋肉も一緒に引っ張られるので、フェイスラインも変わります。骨格矯正や韓国式マッサージ「コルギ」は、直接骨にアプローチする方法です。ただ、骨の位置を変えようとする施術には痛みを伴うことが多いようです。

一方、美容鍼では骨ではなく筋肉にアプローチしていきます。加齢によって筋肉が下がっていくと、骨も筋肉に引っ張られて顔全体がたるんでしまいます。そこで、顔に関係するツボに鍼で刺激を与えて下がっていた筋肉を引き上げると、骨も自然と引き上げられてリフトアップ効果が得られるのです。

弱った胃腸もリフトアップの大敵

加齢により誰にでも起こってしまうたるみですが、そのたるみを促進させてしまう原因のひとつが、意外かもしれませんが、胃腸にあります。胃腸を弱めると栄養が皮膚や表情筋に行きわたりにくくなり、たるみの原因になってしまうのです。まず胃腸に負担をかける食事や生活習慣を減らす事が効果的です。

次に挙げた行動を見直していくことが、たるみ改善につながります。
・食事は早食いで噛む数が少ない。
・甘いもの、特に白砂糖の入った市販のお菓子、ケーキ、菓子パンをよく食べる。
・白い精製された炭水化物(白米、白いパン、パスタ、うどん等)の摂り過ぎ。
・揚げもの、脂の多い物をよく食べる。
・アルコールをよく飲む。
・取り越し苦労、思い悩むことが多い。

このような改善をつねに実現するのは、現代の生活では難しいもの。鍼のチカラをつかって、弱ってしまった胃腸を健康にし、ハリのあるお肌でリフトアップをねらっていくことができます。

美容鍼って、痛いの?

具体的な施術内容は、サロンや治療院によって異なりますが、小顔・リフトアップを目的とする場合、カリスタでは首や頬骨、顎関節、頭皮へのアプローチを重視しています。もちろん顔にも直接鍼をしていきますから、鍼をする場所は首から上だけでも20ヵ所以上あります。

皮膚の細胞は、表皮・真皮、皮下組織の3層に分かれていますが、特別なケースを除けば、皮下組織まで鍼を入れることはありません。表皮から皮下組織に届くまでの、表皮と真皮を合わせた深さはわずか1.4mm。そのただ1.4mm刺入しなければ効果が出ないわけではありません。皮膚の表面に刺激を与えるだけでも効果は十分に期待できるので、鍼灸師はお客様の体調や体質を考えながら刺し入れる深さを変えています。痛みに関しては個人差があるので一概には言えないものの、髪の毛ほどの細い鍼をごく浅く入れていますから、痛みはほとんど感じないと言っていいと思います。

東洋医学では、人間の生命活動には「気」「血」「水」の3つの要素が必要であり、そのうち生命を維持するエネルギー「気」が破られると痛みを感じるとされています。痛みの感じ方に個人差があるのは、「気」の流れる位置が人によって違うからで、皮膚の内部の、比較的深い位置を流れている人は鍼をある程度深く刺し入れても痛みがなく、浅い位置にある人は少しの刺激でも痛みを感じるのです。また気の流れ方や位置は、同じ人でもその日の状態によっても変化します。例えば、重要な仕事を控えているときは、同じ位置、同じ深さで鍼を打っても、「前回は痛くなかったのに、今日は痛い」と感じることもあります。これは緊張感やストレスの影響で、気の流れる位置が皮膚の表面近くに移動したからだと考えられます。

美容鍼による内出血について:内出血とは

そのほか、鍼治療の副作用としてよく知られているのが内出血です。内出血は皮膚の内側に通っている毛細血管に鍼が当たって傷がつき、血液が皮下組織に漏れることで起こります。一般的に血管壁には弾力があり、鍼が当たっても出血することはないのですが、血管壁がもろくなっていると鍼の刺激で出血したり、血液が皮膚の外側に漏れ出てしまったりすることも稀にあります。

美容鍼による内出血について:内出血の対処法

内出血があっても跡はごく薄く1週間もあれば消えますが、これも個人差があり完全に消えるまで2週間ほどかかる人もいます。ファンデーションやコンシーラーでカバーできるほどの薄さですが、顔はどうしても目立ってしまいます。大切な予定を控えているなど、内出血ができると困る場合は、目立つところへの施術を控えたほうが良いでしょう。その場合は顔以外の場所へのアプローチで対応することも可能です。首や頭皮への施術でも、リフトアップ効果は十分得られます。

一般的に鍼灸サロンや治療院では、施術の前にカウンセリングが行われています。安心して施術を受けるために、効果や副作用について、またどんな小さなことでも、気になることは事前にスタッフに質問しておきましょう。

自分の良さに気づけば、もっと自分が好きになる

美容鍼で行うリフトアップは、加齢や筋肉のコリが原因で下がってしまった筋肉と骨を元の位置に戻してあげることであり、もともとの顔を変えることではありません。レーザー治療やヒアルロン酸・ボツリヌストキシンなどの注射、フェイスリフト手術など、おもに美容外科クリニックで行われているリフトアップ法と美容鍼の一番の違いは、「本来の自分を受け入れるのか、それとも変えてしまいたいのか」ということではないでしょうか。

顔にコンプレックスを感じていた方も、美容鍼の施術で本来のフェイスラインを取り戻すと、自分の顔の良さに気づいて好きになる方も大勢いらっしゃいます。まずは美容鍼で本来の状態を確認して、それでも「もう少しリフトアップしたい」と思う場合に美容外科など他の方法を試されても、遅くはないと思います。また、美容鍼とレーザー治療や注射を並行して受けることも可能です。他の施術だけでは効果が不十分と感じている方には、美容鍼との併用も選択肢になるでしょう。

小顔・リフトアップにはさまざまな方法があり、それぞれに特徴があります。美容鍼だけにこだわらず、施術を受けてどんな自分になりたいのかをじっくり考えて、ご自分の魅力をより高める方法を選択されることが大切です。どんな方法がいいのか迷ったときは、鍼灸師に気軽にご相談くださいね。

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本コラムの監修

CHIHIRO

美容鍼灸サロン CALISTA美容鍼灸サロン C by CALISTA 総院長
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)

経歴:
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。

所属:
伝統鍼灸学会全日本鍼灸学会日本鍼灸師会東京都鍼灸師会

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