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痛いの?効果は?アラフィフライターが体感する「美容鍼の実力」

小顔・リフトアップ、むくみ・たるみ、ニキビ、しみ、しわ、くま・くすみ、肌の乾燥……さまざまな美容の悩みの救世主「美容鍼」。ハリウッドスターなど海外のセレブリティが美容法に取り入れたことをきっかけに世界的な注目を集めている美容鍼ですが、「どんなことをするの?」「痛みはないの?」といった疑問や不安を感じている方も、まだまだ多いのではないでしょうか。そこで今回はカリスタでの美容鍼体験を通して、皆さんが抱いているであろう不安や疑問にお答えしていきたいと思います。

目次

メイクしたままでOK!外出や仕事の合間に立ち寄れる気軽さも魅力

今回体験するのは、フェイシャル・トリートメントに特化した美容鍼トライアルコース。顔だけの施術なので着替えもなく、私服のまま、コンタクトレンズも装着したままでベッドにあおむけになります。「施術前にメイクを落とす必要もありません。施術後もそのままファンデーションを塗るをはたくなど、軽いお化粧直しだけでお帰りになる方が多いですね」と話すのは、施術を担当するCHIHORO院長。顔だけなら30~40分と短時間で終了するため、買い物や食事など外出の途中や仕事の合間にちょっと立ち寄るユーザーも多いのだとか。

顔への施術にもかかわらず、CHIHORO院長が最初に鍼を打ったのは、足。両足のくるぶし辺りに2ヵ所に鍼を打ちます。東洋医学では、人間の生命活動に必要な3つの要素「気・血・水」が全身を循環していると考えられており、このうち生命活動を維持するエネルギーを運ぶ「気」は、鍼を打ったほうへと流れていきます。そのため顔に気が集まってのぼせたりほてったりするのを防ぐために、施術とは直接関係のない足にも鍼を打つことで気の流れを変えるのだそう。ちなみにストッキングは脱いでも脱がなくてもOK。私は脱がずにストッキングの上から鍼を刺してもらいました。

鍼を「刺す」よりも「置く」感覚、心地よい刺激に癒やされて

まずは顔の半分だけを施術するのがカリスタ流。私の場合、右のほうが顔の筋肉が硬いため、左半分から施術スタート。筋肉が硬いところから施術をすると刺激量が増え、鍼の痛みを感じやすくなるのだとか。「やわらかいほうから施術をすると、硬い部分も変化していくんですよ」といいながら、頭皮や首筋、頬骨などに鍼を打っていくCHIHORO院長。鍼が入る瞬間にチクッとした痛みは感じるものの、鍼を「刺す」というよりも「置く」感覚。鍼を打つ際の「トントントン」という指のリズムが心地よく、ついまどろんでしまいます。「初めての方は筋肉が緩んでいないので、鍼の刺激を強く感じると思います。特に老廃物がたまっているところは痛みを感じやすいようですね。でも施術を重ねるうちに筋肉も緩み、痛みもなくなりますよ」とのこと。カリスタでは髪の毛ほどの細さの鍼を使用していることもあり、「全然痛くないですね」「もう刺したんですか」という人がほとんどなのだそうです。

歯の食いしばりがむくみ・たるみの原因に

事前のカウンセリングで、睡眠中の歯の食いしばりが強く、歯が欠けないように歯科医院でマウスピースを処方されていることを伝えていたため、CHIHORO院長は顎関節を緩める施術を取り入れてくれました。実は最近、食いしばりが原因で肩や首のこり、頭痛に悩まされている女性が増えているのだとか。「鍼灸で食いしばりそのものをコントロールすることはできなくても、食いしばりで硬くなった顔や首の筋肉を緩めることは可能です。また、リラックスしやすい状態に身体を整えることで、くいしばりも軽減しやすくなります。お顔に関係するツボに鍼やお灸で刺激を与えて筋肉をほぐし、こりを解消してあげれば、むくみやたるみが改善されてフェイスラインもシャープになり、リフトアップが期待できます」。

ただ睡眠中の食いしばりは自分でコントロールできないため、鍼灸で緩めた筋肉もまたすぐに硬くなってしまいます。CHIHORO院長からは、「寝る直前までスマホやパソコンを見たり、仕事をしたりしていると、ベッドに入っても脳はオン状態のまま。身体は休もうとしていても頭の中では『やらなきゃ』という感覚を引きずってしまい、それが食いしばりになって表れているのかもしれません。なるべくリラックスした状態で就寝できるように、寝る前の過ごし方を見直してみては?」とのアドバイスが。美容鍼の効果を長持ちさせるには、普段の生活習慣を改善することも大切なのですね。

30分の施術でリフトアップ&肌のハリ・ツヤに効果が!

意外だったのは、使う鍼の本数が少ないこと。CHIHORO院長は「鍼を打つことは、それだけ身体に刺激を与えることにもなります。できるだけ少ない鍼で、効果をしっかり出すのがカリスタの美容鍼の特徴です」といいます。

左に続き右半分の施術も終え、効果の程を鏡でチェックすると……頬の位置や目尻、眉尻など、顔のパーツの位置が全体的に上がっている! 目がパッチリして見えるのは、黒目の部分が大きくなったから? CHIHORO院長によると、前頭筋にアプローチすることで顔全体の皮膚が引き上げられるためまぶたも上がり、その分、黒目が大きく見えるのだそう。さらに前頭筋の変化が眉毛の下の皺眉筋(しゅうびきん)にも作用して、鼻筋が通って顔に立体感が出ています。
そして、何より感動的なのは、肌のハリとツヤ。くすみが解消され、肌がワントーン明るくなっています。手触りも普段と違ってツルツル! 筋肉がほぐれて血行が良くなったからか、首から上が軽くなったように感じます。

肌のハリ・ツヤ感は施術翌日さらにアップ

30分ほどの短い時間でこれだけの効果が得られるとは。自分の顔をまじまじと見つめる私に「お顔だけでなく、身体も一緒に施術すると効果の持続も長くなりますよ」というCHIHORO院長。私の場合は胃腸が弱っているので、おなかや腰、胃のツボに鍼やお灸をして肌のバリア機能を高めると、肌質そのものの改善が期待できるのだとか。
鍼で傷ついた細胞を修復する際には水分を必要とするため、「今日は化粧水をたっぷりつけると肌に浸透しやすいですよ。パックもいいですね」というCHIHORO院長のアドバイスを受けて、この日は夜のスキンケアを念入りに行いました。その結果、施術直後の肌のハリ・ツヤが、翌朝さらにアップ! 触ったときのツルツル感もキープしており、あらためて美容鍼のパワーを実感しました。

内出血は1週間できれいに消失

美容鍼を受けたいけれど、内出血が心配という方も多いと思います。私も今回、首のコリが強かったところに内出血が起きたのですが、施術後2~3日はストールを巻いて隠し、薄くなってきたところでコンシーラーファンデーションでカバー。5日後には気にならなくなり、1週間ほどできれいに消えていきました。
CHIHORO院長によると、東洋医学の考えでは、内出血は体内で滞っていた血液が刺激されて外に排出されることで起こるもので、悪いものを身体の外に出そうとする自然な反応であり良い傾向と捉えられているのだそう。「胃腸が弱い人は栄養不足になりやすいため内出血も起こりやすいのですが、施術を重ねるうちに胃腸の働きが良くなって、内出血もなくなります」とのことでした。

見た目だけでなく心にも作用する、美容鍼のパワー

「もう40代後半だから」とあきらめていた顔のむくみやたるみ、くすみが、一度の施術で改善し、美容鍼の即効性の高さを実感。施術を体験したあとの1週間は、鏡を見るたびに「私もまだまだ変われるんだ」という思いがムクムクと湧いてきて、「今日も頑張るぞ!」といつになく前向きな気分で過ごしました。見た目はもちろん、気持ちまで“アゲ”てくれた美容鍼。これからも心身ともに毎日を健やかで過ごせるように、美容鍼のパワーをうまく活用していきたいと思います。

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本コラムの監修

CHIHIRO

美容鍼灸サロン CALISTA美容鍼灸サロン C by CALISTA 総院長
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)

経歴:
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。

所属:
伝統鍼灸学会全日本鍼灸学会日本鍼灸師会東京都鍼灸師会

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