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頭痛・腰痛・めまい・むくみなど、病院で原因が分からない不定愁訴は、鍼灸の得意分野


「心当たりはないのに毎日だるい」「胃のあたりがずっと重い」等々、病院で検査をしても原因が分からない身体の不調を「不定愁訴」といいます。西洋医学ではなかなか治療が難しい不定愁訴は、実は東洋医学をベースとした鍼灸が得意とする分野。今回は、特に女性に多いといわれる不定愁訴や女性特有の悩みに対して鍼灸でどのようなアプローチをするのかをご紹介します。

 

東洋医学と西洋医学では全く異なる「不定愁訴」への対応

肩こりや頭痛、めまい、イライラなど、西洋医学では原因を特定できない身体の不調を「不定愁訴」といいます。つらい症状で悩んでいても、病院で検査をすると「異常なし」となってしまう不定愁訴の治療は、西洋医学では難しいとされています。例えば頭痛には頭痛薬を、胃が痛ければ痛み和らげる薬を処方することはできます。しかし、それはあくまでも対症療法であり不調の根本的な改善につながるものではありません。

一方、東洋医学では症状そのものだけを診るのではなく、「どうしてそのような症状が出ているのか」というところから考えていきます。不調は体質や日常スタイルやストレスの状態など、様々な要因が絡んで起こります。根本的な部分を改善することによって、現在現れている症状を改善するだけでなく、その症状が起こらないようにしていく予防的なケアも同時にできるのが西洋医学との大きな違いです。不調の根本的な原因を探し、身体が本来持っている機能が正常に働くように鍼灸でアプローチすることで、改善だけでなく予防につなげることが可能です。

 

婦人科系の疾患:不妊症へのアプローチ

望んでいるのに2年以上妊娠しない状態を「不妊症」といいます。西洋医学では、不妊症の原因として子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫、卵巣脳腫などを考えます。しかし、検査をしてもこのような具体的な原因が見つからず、生理も順調に来ているのになぜか妊娠しないという場合、東洋医学では、冷え症、骨盤のゆがみ、自律神経の不調に原因があると考えます。原因不明の不妊症は、鍼灸治療が有効となるケースが多いので、不妊症治療を行っている鍼灸院に相談してみることをお薦めします。

子宮は赤ちゃんのベッドとなる大切なものですが、身体が冷えると子宮の血行が悪くなり妊娠しづらい状態を作ってしまいます。身体を温めて血行を良くすることで子宮の状態を整え、卵が着床しやすい環境を作ります。特に、妊娠に大切なおなか、腰、足を重点的に温める治療を行います。

骨盤のゆがみも子宮に悪影響を及ぼします。普段の姿勢や歩き方、足の組み方など日常生活のちょっとした習慣も骨盤のゆがみの原因となります。骨盤がゆがむと臓器の働きが悪くなり子宮にも悪い影響を与えます。骨盤のゆがみを治療するには骨盤を支えている周辺の筋肉を緩めていきます。骨盤だけを矯正しても元の状態に戻りやすいため、鍼によって筋肉を緩めることで、周りから骨盤のゆがみを治していくのです。

自律神経の働きも妊娠に大きく関わってきます。自律神経の働きが悪くなるとホルモンのバランスが崩れ排卵が正しく行われなくなるとともに、卵の質も低下してしまいます。鍼灸では卵そのものに働きかけることはありませんが、血行を改善し自律神経のバランスを整えることで、子宮に瘀血(古い血液の塊。黒くてドロッとしている)がたまらないように調整し排卵機能を整えていきます。

婦人科系の疾患:産後ケアへのアプローチ

産後は母乳不足、乳腺炎、頭痛、ヒステリー、めまい、腰痛、不眠、痔、子宮脱、発熱、足の痛みなど、さまざまなトラブルが起こりやすい時期です。

産後は血が不足した状態になるため目が疲れやすく、昔から「産後、目を酷使してはいけない」と言われてきました。テレビを視たり、本を読むなどすると頭痛や眼精疲労の原因となったり、後年に白内障の原因になるともいわれています。また、出産で骨盤が開くため、産後は骨盤が開いた状態になり、必ずゆがみます。骨盤のゆがみをそのままにしておくと腰痛などに悩まされるため、産後7週間で骨盤をどれだけ元に戻せるかでその後の体調が大きく変わってきます。また、骨盤のゆがみは全身のこりを引き起こし、精神的なストレスにもつながります。さらに、ホルモンバランスが乱れ情緒不安定になることで、産後うつを引き起こすケースもあります。

骨盤のゆがみを治すと同時に精神的にリラックスできる時間を作ることも大切です。カリスタでは赤ちゃん連れで施術を受けられるコースを用意しており、忙しい子育ての中でホッと一息つける時間を過ごしていただけます。このようにお子さん連れで施術を受けられるところを探してみるのもよいかもしれません。

他にも、母乳の出が悪いときには肩甲骨の近くや胸周りのツボを刺激して流れを良くしたり、子宮の回復のためには足にある子宮関連のツボにお灸をするなど、鍼灸によって産後のさまざまなケアをすることができます。産後のケアをしっかりしておくことで更年期の症状が出にくくなるといわれています。

 

不定愁訴:肩こり・腰痛へのアプローチ

「肩こり」と一言でいっても、日常生活での姿勢や冷え、内臓の不調やストレスなど、その原因はさまざま。西洋医学の治療では、痛みが出ている部分に湿布を貼るか、痛みがひどい場合は痛み止めを処方するといった対症療法がほとんどです。東洋医学では、その肩こりがどこからきているのか原因を探ることから始めます。「肩こり治療」というと、肩そのものにアプローチすることを想像される方は多いと思いますが、腕、足、膝、腰、デコルテ、背中やお腹にも肩と関係するツボが存在しているため、肩こりを起こりにくくするためには全身治療が有効です。治療院によって施術の仕方は異なりますが、カリスタでは、肌に直接触れながら、東洋医学で「気」の通り道といわれる「経絡」や「ツボ」の状態を見て、うまく働いていない部分にアプローチしていきます。血行不良で冷えて働きが悪くなっているツボには、熱を加えるためにお灸をします。筋肉の張りなどにより硬くなって気の流れが滞っているところは、鍼で気の流れを改善します。

運動器疾患の中でも鍼灸治療が適していて患者さんが多いのが腰痛です。鍼灸治療で治らない腰痛があるとすれば、直腸癌や子宮癌が転移していて腰部の神経痛になっていたり、脊椎に癌が隠れているようなケースです。その場合は医療機関での治療が必要です。腰痛の原因としては内臓や婦人科系の病気が考えられますが、はっきりとした原因が分からない場合は、骨盤周りやおなかの冷えに原因がある場合が多く、鍼灸による治療が有効です。足のツボからアプローチしていくことで血流を改善し、骨盤周りの筋肉やおなかを温めたり、鍼によって胃腸など弱った内臓の働きを改善することで腰痛を和らげます。

 

不定愁訴:心のトラブル、ストレスへのアプローチ

人間は生きていれば何かしらのストレスが心身にかかってきます。無自覚なままストレスにさらされていることもありますが、はっきりとした原因のない「イライラ」の多くは自律神経の乱れからきています。イライラしているときは、大抵は脈が速く、呼吸が浅くなっています。これは身体の「活動」をつかさどる交感神経の働きが活発になり、常に戦闘モードに陥っているためです。そこで鍼灸では、心を安定させるツボやストレスからくる緊張を和らげるツボなどを刺激することで、自律神経のバランスを整えます。その結果「休息」をつかさどる副交感神経が優位になり、呼吸が深くなり脈も安定して心が落ち着きます。

「気分が落ち込む」「やる気が出ない」「常に不安を感じる」といった精神的な不調にも鍼灸の治療が有効なことは、あまり知られていないかもしれません。このようなストレスに対しても自律神経のバランスを整えることが大切ですが、「眠り」も重要なポイントとなります。眠れなかったり、眠りが浅かったりすると疲れが取れずにどんどんたまってしまい、心にも悪影響を及ぼします。自律神経を整え交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズにいくように鍼灸でアプローチすることで、良質な睡眠へと導くことができれば疲れも取れて、翌日はまた元気に活動できるでしょう。

 

不定愁訴:冷え・むくみへのアプローチ

「冷えは万病のもと」といわれています。冷え症の主な原因の一つに血流の悪さがあります。身体が冷えることによって体内の血液循環が悪くなるとホルモンのバランスも崩れ、さまざまな悪影響が起きます。例えば、月経前症候群(PMS)、生理痛、子宮の冷えによる不妊、セルライトの蓄積、さらに、栄養が身体全体に行き渡らなくなることで、クマやくすみが出たり、疲れが取れない状態が続いたり、血行や代謝が悪くなり太りやすくなることもあります。冷えは生活習慣に原因がある場合が多く生活の改善が不可欠ですが、鍼灸によって血流を改善したり体温を上げたりすることも可能です。

むくみも冷えと深く関わっています。下半身のむくみの原因は、冷えによって血流が悪くなりリンパの流れが滞って水分や老廃物がたまってしまうこと。また、運動不足も大きく関わっています。足の筋肉がポンプの役割を果たして血液を心臓に向けて送っているため、足を動かさなければ水分が上に上がらず、その結果下半身がむくんでしまうのです。さらに、女性は男性よりも筋力が少ない上、冷えやすいためポンプ機能が働きにくく、むくみやすくなります。むくみを放置しておくと、足の皮下組織に老廃物がたまりセルライトに変化して足が太くなってしまうため、その日のむくみはその日のうちにケアすることが大切です。鍼灸では足の静脈の流れや、身体の水分調節を行っている腎臓の働きを良くすることでむくみを改善します。

 

キーワードは「自律神経のバランス」

西洋医学では治療が難しいとされる不定愁訴。その原因には自律神経が深く関わっています。自律神経はいわば身体全体の総指令本部で、「発汗しなさい」「ホルモンの調整をしなさい」「眠くなったら身体を休めなさい」などさまざまな指令を出しています。ところがストレスの影響を受けると指令が届かなくなるため、働くべき機能が働かなくなり不調が現れます。鍼灸治療は、自律神経のバランスを整え弱まっている機能の働きを高めることを得意としています。

また、カウンセリングを通して本人も気づいていないストレスや不定愁訴の原因を探し、一人ひとりに合った鍼灸治療をすることも可能です。施術を受けている時間だけでなく普段の生活をどう過ごすかが、不定愁訴を改善する重要なポイントとなります。ただ、ライフスタイルや家庭環境は一人ひとり異なっています。いろいろなことを相談できる鍼灸院を見つけて、自分の生活の中に鍼灸を上手に取り入れていくことが大切でしょう。

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