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首のコリは毎日の疲れ

通勤やデスクワークなどをしていて、気がつくと首の付け根辺りに違和感を覚えることがありませんか。首のコリは、ひどくなると痛みを伴うことがあります。頭部を支える首の筋肉は非常に疲れやすいので、日々のケアがとても大切になってきます。首コリを感じたら、まずは血流を良くするために首の付け根を温めてみましょう。

【首周辺の血液の流れを悪くさせないことが大切】


一般的に成人の頭の重さは約7~8kgと言われています。
7~8kg といわれても、あまりピンときませんが、5㎏のお米+1リットルの牛乳2-3本、そんな重たいショッピングバックを細い首が支えているのです。

さらに、私たちは常に背中を起こした状態で行動するため、普段から首に負担がかかっています。
特に、通勤電車やデスクワークなどで、長時間同じ姿勢をとり続けていると筋肉が正しく伸縮しなくなってきます。そうすると血行が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。

首周辺の血管は脳に血液を送る大切な役割があるため、循環が悪くなると頭痛やめまいなどの症状が出る可能性があります。
慢性的に首のコリが続くとイライラや集中力の低下に繋がります。ひどくなると睡眠障害や精神不安や頭痛などの不定愁訴になる恐れもあるため、早めのケアが大切です。

【東洋医学では、首コリは気や血の停滞によるもの】


首コリの原因は、ストレス、姿勢の悪さ、運動不足、内臓の疲れ、冷えなどが主に関係しています。
首の前側が硬くなる方はストレスの影響によるものが多く、首の後ろ側が硬くなる方は胃腸の弱さをかばうために前傾姿勢になりがちなので背中もコリやすくなります。

【首コリには 崑崙・至陰・中渚などが効果的】


首コリの解消法としては、お風呂あがりやぬるめのお湯に浸かりながら、崑崙(こんろん)や至陰(しいん)、中渚(ちゅうしょ)を刺激して、全身の気と血の巡りを良くしましょう。首は強く押したり、もんだりすると筋肉や神経を痛めてしまう可能性もあるため、注意が必要です。また、首のコリは背中、腰、足にも影響を与えるため、それぞれの部位の筋肉をほぐすのも効果的です。

【ツボMemo】


・崑崙(こんろん)…外くるぶしの出っぱり(外果)とアキレス腱の中央のくぼみ部分
・至陰(しいん)…足の小指の爪の付け根の外側の部分
・中渚(ちゅうしょ)…手の甲で薬指と小指の間を骨に沿って手首に向かって指でなぞって行き、指が止まる部分
・翳風(えいふう)…耳たぶの後ろにある、口を開けるとちょうどくぼむ部分

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本コラムの監修

CHIHIRO

美容鍼灸サロン CALISTA美容鍼灸サロン C by CALISTA 総院長
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)

経歴:
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。

所属:
伝統鍼灸学会全日本鍼灸学会日本鍼灸師会東京都鍼灸師会

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