美容鍼灸・経絡アロマトリートメント
東京恵比寿・広島の女性限定サロン

冷え性に対する鍼灸治療

女性の7割が悩む冷え性

手先や足が冷たい、なんとなく寒い…など、冷え症は、女性の7割が悩んでいると言われています。

しかし、女性の冷え性は、「体質だからしょうがない」と、放置されがちです。

もしくは、「そもそも自分が冷えていることに気付いていない」という方も多くいらっしゃいます。

昔から「冷えは万病の素」と言われているように、身体の冷えを放置しておくと様々な悪影響が起きてしまいます。

まずは生活改善や、マッサージ、そして鍼灸治療などで、お身体の調子を整えながら、冷え体質を変えていくことをおすすめします。

腰痛や肌荒れ、不眠にまで発展する冷え性

ホルモンバランスの崩れによる、体調の変化

身体が冷えると、体内の血液が循環しなくなります。これにより「ホルモン」が、体内で十分に行き来できなくなってしまいます。ホルモンは、体内の器官に指令を伝える役割を持っていますが、行き来しにくくなることで、身体の機能に影響をきたしてしまいます。

ホルモンバランスが崩れることで、月経前症候群(PMS)や生理痛、生理不順といった、月経前後に体調をくずしてしまう可能性が高まります。薬で一時的に症状から解放することも可能ですが、この冷えを治さないかぎりは、毎月同じような症状に悩まされてしまうでしょう。

また、肩こりや腰痛を始め、むくみ、肌荒れ、食欲不振、便秘、下痢、ひいては疲れやすくなったり、不眠にまで発展するケースもあります。

ですから、根本的に「冷え体質」を改善することが大切なのです。

女性の冷え性、意外な原因

身体が冷える環境=エアコン、きつい靴、あっていない下着、薄着など

冷え性の原因は、大きく5つ考えられます。

1)気温の低い気候やエアコンがききすぎた環境

2)冷たいものの採りすぎ

3)きつい靴

4)合っていない下着

5)薄着

特に、3)4)は、それが冷えの原因になっているとは考えずに行ってしまっているケースが多いです。

血流が圧迫されるうちに、皮膚の温度センサーが異常を来たしてしまい、体温調節がうまくいかなくなってしまう・・・・という状況です。

冷え性は、体内での血液循環が悪くなってしまうことが一番の問題なのです。

ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ

毎日の生活の中で、

・会社や家庭でのストレスを繰り返し感じてしまう
・就寝時間、食事を採る時間がまちまちになってしまう

など、不規則な生活をすると自律神経が乱れます。

自律神経は、身体の器官が正常に働くようにするための神経です。

この自律神経は、身体のモードをONにする交感神経と、OFFモードにする副交感神経で成り立っています。

しかし、これが適切に切り替えられず、交感神経が常に働いてしまった場合、血管が常に収縮してしまいます。

その結果、血行不良となって、冷え性になってしまうのです。

東洋医学からみた冷え性

一般的にはわかりづらいかもしれませんが、東洋医学から冷えの治療を解説します。

東洋医学では冷えの状態を、元気の素である「気」のめぐりが悪い状態であると捉えます。

治療する際には、まずはこの「気」のめぐりを改善するための治療をしていきます。

具体的には、東洋医学でいう血液を蓄え、悠々と「気」のエネルギーを体内に循環させます。

そして、

1)筋肉や血管の状態をしなやかな状態にさせる役割を持つ「肝(かん)」
2)生まれ持ってのエネルギーを貯め、水分代謝機能を司っている「腎(じん)」
3)食物の吸収を促し、水分を循環させる役割を持つ「脾(ひ)」

この3つの機能を回復させることを最優先に考えます。

冷え性に対する鍼灸治療

上記を踏まえ、全身の「気」の流れを活性化し、肝(かん)、腎(じん)、脾(ひ)の機能を高めるため、下記のような施術を行っていきます。

カリスタでは、脈の状態やお腹を触ったときの感触、全身のツボの状態をチェックした上で、(A)お身体の表面(仰向け)から、(B)背面(うつ伏せ)、(C)座位での順番で施術を行っていきます。

お身体の表面(仰向け)

1) お腹周りにあるつぼに鍼をしていきます。お腹のつぼにアプローチすることによって、身体の中心の気の通りを改善していきます。

2) さらに、膝近くにあるつぼ、内くるぶし上部にあるつぼにアプローチすることで、「脾」の機能を整えていきます。下半身に冷えがある場合は、同じツボにお灸もします。

3) 冷え性の中でも特に上半身は熱いが、下半身が冷えているケースがあります。こういった際は、足の甲にある太衝というつぼにお灸をすることで、「肝」を補います。お灸で温め、上半身に集まった血液を下半身にも分散させることで、血流の偏りを分散することができます。他、至陰という、足の小指にあるつぼにもお灸をします。

背面(うつ伏せ)

1) 肩甲骨下のラインから脊髄に向かったあたりのツボにお灸をしていくことで、「肝」の機能を回復させます。

2) 腰にあるツボにもお灸をしていくことで、「腎」の機能を回復させます。このツボを温めることで、腰の冷えを改善します。

3) さらに、足裏にあるつぼにもお灸をしていきます。ここは足の冷えの他、身体全体の疲労回復にも効果が期待できます。

座位

最後に起き上がっていただき、身体に残っている滞りがないかどうか、確認しながら最後の調整をしていきます。

◆身体の芯から温めるお灸の様子
(クリックすると動画が再生されます)

カリスタおすすめの施術

「粋華(すいか)トライアルコース」で、冷え性の施術が可能です。
「粋華(すいか)」トライアルコース

【本コラムの監修】

CALISTA 院長 CHIHIRO

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)

・経歴
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。

・所属
伝統鍼灸学会
全日本鍼灸学会
日本鍼灸師会
東京都鍼灸師会